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8X10(エイトバイテン)とは
8X10(エイトバイテンと読みます)は8インチX10インチ(約20cmX25㎝)のフィルムを使うカメラの総称です。現在の日本にはこれほど大きなフィルムカメラでポートレート(肖像)を撮れる人はほとんどいないと思われます。
なぜこんな大きなカメラで撮っているのか、それは拡大せずにすむからです。拡大しないで見られるということはレンズが作り出した画像をそのまま見ていることになります。みなさんがお使いのスマホは小指の先ほどもない小さな小さな画像を拡大して見ているのです、それでは8X10カメラが作り出すような美しいボケも本物の自分がいるように写る存在感も出るわけがないのです。私はほんの少しでも画像が劣化して欲しくない、劣化した画像でお金を取ることは出来ない、そんな思いから8X10カメラで撮影しているのです。8X10はとても手間とコストがかかる技法でもあります。だから誰もやらなくなった、それにあえて挑戦する、それが私のポリシーなのです。
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